強行遠足サポート 三岡検印所 2025.10.05

2025年10月4日から5日にかけて、強行遠足のサポートとして三岡検印所に行ってきました。
明け方、まだ空が群青色に沈み、星がわずかに残る中、小雨が静かに降っていました。
夜を徹して歩いてきた生徒たちが、ひとり、またひとりと三岡に姿を見せ始めます。
その表情には疲労の色がにじみながらも、目はしっかりと前を見つめ、
「あと少し」という思いを支えに歩みを進めていました。
朝5時前ごろ、先頭の生徒2人が到着。
お互いに支え合いながら、静かに前へ進んでいました。
その姿には、強さだけでなく、疲労と、それでも前へ進もうとする意志が滲んでおり、
見ているこちらの胸が熱くなりました。
その後、生徒たちがぽつりぽつりと現れ、
昼にかけては、多くの生徒たちが三岡を通過していきました。
足を引きずりながらも仲間と声を掛け合い、
検印を終えると、ほっとした笑顔を見せて再びゴールの小諸方面へ向かっていく姿。
その一人ひとりの背中には、「あきらめない」という確かな意志が宿っていました。
朝の光が山の端を染め、雨が上がるころには空が明るく開けていきました。
冷たい風の中にも、太陽のあたたかさが感じられる時間。
疲労の中にも希望が見え始め、生徒たちの表情にも光が戻っていきました。
夜明けから昼にかけて――
そこにいたすべての人が、走者であり、支える者であり、同じ目標に向かう仲間でした。
今回のサポートを通して、改めて「挑戦することの尊さ」と「支え合うことの美しさ」を深く感じました。
三岡検印所で出会ったのは、たくさんの思い出と、限界を超えて歩き続ける感動。
そして、それを見守り支える時間の尊さそのものでした。










































サポートしていた最後尾のランナーも、無事に小諸のゴールへと到着。
改めて頑張り抜いた生徒の姿に心を打たれ、サポートに立ち会えたことへの感謝と誇りを感じました。

そして何より、今回の強行遠足が無事に実施され、多くの感動と学びの場となったのは、私たち甲府一高のために心から応援し、惜しみないご協力をくださった皆さまのおかげです。
特に、三岡検印所として長年この伝統行事を支えてくださり、今年も快く場所を提供してくださった柏木様には、心より深く感謝申し上げます。
